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すなふぇすたのために、貴重な時間を削ってくれた皆様。
本当にありがとうございました。
すなふえさんはつくづく果報者です。
ですが、失うものも多かった・・・。
801小説連載されたり、声を提供したり、実写を提供したり。
すなふえさんとあんまり関係ないFLASHがあったりと。
ネット上で気さくなお兄さんを演出したのが仇になったよ!
もうFLASH製作者じゃなくて芸人じゃん!
とんだ、誕生日だ!

でも、すなふえさんはまんざらでもないようです。
ですが、こんな悪乗りは二度とやっちゃ駄目だよ。
やるとしたら、4年後。
僕も参加したお方も、運営をしていた人も、まだまだ現役だったら
ぜひぜひ、行いましょうね。4年後。
応募された作品は全体的に非常にレベルが高く、甲乙がつけ難かった。
しかしすなふえ谷ファンイベント主催としては、いささか物足りない点もあった。
すなふえ氏の持ち味は、ミッ○ー・JAS○AC等の黒ネタやお笑い要素だけではないと私は思っている。たとえば、音に同期した多彩な場面転換、特徴的なフォントと絶妙なモーション。これらは立派なすなふえ作品の持つ個性のひとつであり、魅力であると思う。これこそが、氏の提唱する高速紙芝居である。

今回は、ネタについては実にレベルが高く飽和状態であったものの、いっぽう高速紙芝居的要素へと深く切り込んだ作品は見当たらなかった。これら二つの要素を高水準で両立させているのが、すなふえ作品であると思う。よって、今回は大賞は「該当作品無し」とさせていただく。

しかし、どの作品も地雷原のすり抜け方と、一方での思い切りの良さには感心させられた。
本年は12作の入選、入賞作品が決定した。本イベントはテーマをあえて明確にしないことで、出品者のセンスを問うという主催者の目論見があったが、その意図を汲む作品があったことにまずは素直に喜びたい。
圧倒的な技術で魅せる「スナネズミ」、4部作による畳み掛けの浦島氏の作品など、パロディ作品と一つに括るには惜しいほどのバリエーションがあったことも今回のイベントの成功を裏付けるものとなっている。
今回、ActionScriptを活用した作品が複数出品されたことも特筆すべき点だろう。
インタラクティブな映像表現によってすなふえ氏の作品に通じる「小粋な音同期」を追求した「ポージングネズミー」、作者ではなく視聴者にメッセージを発信させるというコンセプトが「逃げの富永」を端的に表現している「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ…」、そして著作権からの逃避をそのままゲームにした「逃げろ!すなふえ」はどれも審査員の予想を超える質である。
最後に、審査の過程で新たに分かったすなふえ氏の作品についての新たな解釈を記しておく。それは、表層のモーションにすなふえ氏の真髄があるわけではないということである。たとえ、表現方法が高速紙芝居とはかけ離れたものであっても、すなふえ氏の真髄へアプローチすることは出来るのである。(また逆も然りであるが)
このイベントを通じてこうしたすなふえ氏の「奥深さ」がいくらか伝わったのであれば、運営陣としては本望である。
そして、すなふえ氏は絶えず変化し、流れに身を任せるクラゲのような存在であるため、今後も興味深い研究対象となるのは間違いないであろう。
イベント告知から開催までの期間が非常に短かった中で、
いったいどれだけのひとが作ってくれるのだろうと
内心はらはらしていたのですが、蓋を開けてみれば力作ぞろい。
本当にすなふえさんは沢山の人に愛されているのだという事を
改めて感じました。

あと、自分の作品内に入り込んで著作権を侵害しようとする
すなふーえを必死こいて止めようとするTNTを描いた
ドタバタアニメ作品「TNT&すなふーえ」を
作ろうと思っててめんどくなって、結局作らなかったのだけが
非常に心残りです。
これが総評であるからと言って総評を書かなければならないというわけではない。むしろ総評を書く意味がわからない。これは総評であるなどという既存の枠組みに囚われてしまうその弱き心こそ忌むべき敵である!自由に!どこまでも自由に!心を解放!自分を広げる!世界と同化!ほーら、だんだん意識が高いステージに昇ってきたよー気持ちいいねーはい、もっと自由にーみたいな自由すぎるある意味とてもすばらしい作品ばかりでした。